自転車にはまった少年
高校3年生になった少年。
前年の全日本実業団14位でゴールしたお陰で、実業団代表に選ばれ国際ロード(現ツアーオブジャパン)に参加する事に。
まさかの選出に少年は浮かれた。
トップ選手達がチームで参加するので、繰り上げで選ばれただけだった。
当時、国際ロードは憧れの場だった。
東京、名古屋、大阪の3ステージで行われていた。
東京は大井埠頭。
名古屋はクリテ風周回コース。
大阪は泉北1号線、2号線を使った定番コース。
総合は着順の少ない順で決められた。
高校生で選ばれた少年は、鼻を伸ばして現地入りする。
外人選手と走るのは初めての事。
少年は初舞台に向けてワクワクだった。
しかしそのワクワクも長続きはしなかった。
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