実業団石川レースレポート②
そしてラスト4周でブリッツェン増田選手、中村選手、初山選手、飯野選手が登りでペースアップ。
ここで9人の逃げが決まり、勝負が始まる。
はっきり言ってこの時点でかなり足にきていて、前半足を使ってしまった事を後悔(泣。
しかし、力勝負に持って行こうとするブリッツェンの動きにこれぞレースとワクワクもしてきた。
ローテーションをしながら進む。
ラスト2周。
まだアタックがかからない。
9人中、5人がブリッツェン。
アタックかけた方が有利に進むが、遠慮してなのか?アタックがかからない。
本当なら波状攻撃で相手にダメージを与えなくてはいけない場面。
そしてラスト1周入る前に中村選手がアタック。
狩野選手と2人でマイペースで追う。
この時点で狩野さんと協調体制を取る。
ゴール先の登りで狩野さんに中村を追うので、捕まえたら、おさえますと伝え、一気に中村選手を捕まえる。
頂上で中村選手、増田選手、飯野選手、私の4人になり波状攻撃がかかる。
狩野選手が復帰するのを待ちながら波状攻撃に耐えてると、狩野選手が復帰。
そして普久原選手が復帰してすぐアタック。
狩野選手と泳がせる事に。
見える範囲で狩野選手と追走する。
狩野さんとは10年前、タッグを組んでいたので、一緒に協調体制をとって走るのが楽しかった。
自分で言うのもなんですが、狩野さんと私のタッグは結構強力なものだったんですよ(笑。
狩野さんの全盛期。私の全盛期。
当時のライバルはアンカーだった田代選手・福島選手タッグだったな~。
2人でラストの登りまで追走。
登りで普久原選手を捕まえる予定だったが、増田選手がアタック。
厳しい・・・。
飯野選手がアタック。
厳しい・・・。
最後に中村選手がアタック。
厳しい・・・。
そして4位でゴール・・・。
でもエース同士の戦いを皆さんに見てもらう事ができて良かった。
レースをつくってくれたブリッツェンに本当にありがとう。
ワンランク上のレース展開に、他の選手も言い訳はできなかったと思えるレース展開でした。
力勝負の展開は、負けたけどレース後は清々しいですね。
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コメント
石川ロードレースお疲れ様でした。
ライブブログでブリッツェンの力勝負に感動しました。
栗村監督の思いが実を結んだと思います。
真理さんのブログで、どういう思惑で追走したのかがわかって興味深いです。
アタックしてもずっと先頭集団に残って仕事をこなした普久原選手は本当に強かったみたいですね。
とどめを刺すようなブリッツェンの波状攻撃に、かつてのチームメイト、狩野さんと真理さんが組んだ走り。
見たかったです。
こういうガチンコ勝負が繰り広げられると、より日本のレースが盛り上がる様な気がします。
正直、全日本は盛り上がりに欠けたものでしたから、尚更そう思います。
もちろん、今年の全日本は日本一を決めるだけでなくオリンピックがかかっていて特殊な大会でしたから、守りに入るチームが多いのも仕方なかったとも思いますが・・・
投稿: すばる | 2012年7月16日 (月) 19時25分
すばるさん、チーム・選手がもっと増えて、レース運営も変わって行けば、選手は競技に専念できるようになっていくと思います。こんな走りだから世界に通用しないんだよっていうコンプレックスを早く捨てれるレース形態になっていって欲しいと思います。
投稿: 鈴木真理 | 2012年7月17日 (火) 07時43分